主治医以外の意見、聞きやすく…窓口開設へ

腹腔鏡(ふくくうきょう)手術を受けた患者が相次ぎ死亡した問題を受け、千葉県は、主治医を介さずに他の病院の医師の意見を聞く手続きができる「セカンドオピニオンセンター」を今夏にも県がんセンターに開設する。

保険適用外で高難度の腹腔鏡手術が患者に十分な説明なく行われ死亡例が出たことを教訓に、再発防止策の一環として導入される。

セカンドオピニオンセンターは、手術などの治療の前に患者から相談を受け、意見を聞ける専門家のいる病院選びや必要書類の準備を支援する。院内の患者相談窓口に新設し、看護師らスタッフ6人が対応。主治医に直接申し出るという、通常の手続きを回避することで、他の医師の意見を受けやすくする。主に院内の患者が対象だが、外部の患者も専門家のいる病院の情報提供などを受けられる。

同県によると、外部の患者向けにセカンドオピニオン外来を設ける病院は多いが、院内の患者を対象に病院が支援窓口を設ける例は珍しいという。

腹腔鏡手術を巡る医療事故で同県が設置した検証委員会会長の多田羅浩三・日本公衆衛生協会会長は「主治医に治療方針を熱心に説明されると患者はその意向に誘導されがちになる。患者の立場を守るためには、セカンドオピニオンの普及が不可欠だ」と話している。

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